求人情報の探し方は全部で8タイプ 特徴を理解して有効活用を

ご自身の優先する条件に合わせて選びましょう

看護師の皆さんが求人情報を探す場合、その入手方法としては「各都道府県のナースセンター」をはじめ、「人材紹介会社」、「求人情報サイト」、「転職合同説明会」などが考えられます。それぞれにメリットとデメリットがありますので、それらを理解したうえで、ご自身の優先する項目(仕事内容、勤務地、勤務時間、教育制度など)をまとめ、それを条件に情報を入手すると効率的でしょう。

求人情報サイト
現在、募集を行っている病院・クリニック、一般企業などの求人情報が多数掲載されています。給与、路線、託児所の有無、研修制度の内容など、自分の希望にマッチした案件をいつでも気軽に探すことができます。

ただし、問い合わせや面接のアポイントメントなどの手続きなどの一切を自分で行なう必要があるため、応募には手間がかかります。サイトによって得意としている分野や掲載している求人数は異なりますので、ご利用を考えている方は複数のサイトを見比べてみましょう。

人材紹介会社
転職市場の動向に精通したコンサルタントが、あなたの希望にあった医療施設や企業を紹介してくれ、面接などの日程調整や面接に同行して、訊きづらい質問も代わりに行ってくれます(例:ナース人材バンクマイナビ看護師など)。

登録者だけが紹介される「非公開求人」があったり、一人では把握しにくい、専門科目別のニーズや平均的な給料などの客観的なデータを知ることが出来るので重宝します。利用は全て無料です。ただし、全部を任せるのではなく、自分の目で施設を選ぶことも大切です。

人材派遣会社
1日4~5時間、週に3~4日だけ働きたいなど、勤務時間を選んで働きたいときに便利です。期間は短期から長期まで様々で、医療機関では紹介予定派遣または出産・介護・育児休業の代替要員のみ派遣が可能となっています。雇用主は派遣先ではなく、人材派遣会社となり、給与もそちらか支払われます。月給ではなく、時給ベースで支払われることが多いです。

転職合同説明会
参加費無料で、一度に複数の病院の採用担当者や看護部長などのスタッフと実際に話ができるのがメリット。その場で病院見学の予約もできます。開催地が首都圏などの大都市圏が殆どなので、参加できる方が限られるのがネックです。

東京・神奈川・大阪などでは、ナース専科求人ナビが定期的に開催する「看護適職フェア」が有名です。参加病院、会場、スケジュールなどの詳細はHPをご確認ください。

都道府県のナースセンター
各都道府県に設置されている公的な支援機関です。就職先を探している看護師と、採用を考えている施設の双方画登録し、職業紹介を行っています。WEBで登録することもできます。説明会も定期的に開催していますので、興味のある方はチェックしてみてください。

ハローワーク
ハローワーク=一般企業で働く方というイメージがありますが、看護師の方も病院・クリニック等の検索、相談や求人情報の紹介を受けることができます。退職時に次の仕事が決まっていない場合は、雇用保険の手続きを行い、「失業給付金」を貰いながら転職活動ができます(ただし条件により異なりますので、必ずご確認を)。

折り込み広告
多くはクリニックの広告です。配布地域が限定されますので、通勤に便利な求人を探したいときには参考になりますが、情報量が圧倒的に少ないのがマイナスポイント。

その他
病院やクリニックのホームページ、「月刊ナーシング」「エキスパートナース」などの専門誌に掲載されている広告、友人やネットでの口コミ、などが挙げられます。