日勤のみで夜勤がない介護老人保健施設で復帰の第一歩を

まずはパートや契約・派遣社員がオススメです

日本看護協会が発表した資料によると、潜在看護師の職場復帰を妨げている不安要因のトップ5として「第1位 子育てが忙しい(43.8%)」「第2位 家事と仕事の両立(21.7%)」「第3位 適性・能力の不安(21.6%)」「第4位 責任の重さ・医療事故への不安(17.3%)」「第5位 夜勤の負担が大きい(15.9%)」が挙げられています。

恐らく当サイトをご覧頂いている皆さんも同じではないでしょうか? 第1位と第2位の要因は社会的なインフラ・制度の整備が必要ですので一朝一夕に解決することは難しいかもしれません。しかし、第3位以降はあくまでも個人の要因ですので、この部分だけでも解決できれば看護師としての職場復帰への道は大きく開いてきます。

そこで注目されているのが、まず介護老人保健施設で復職の第一歩を踏み出してから、技術面や心身の面で自信を取り戻してからが病院で働くというスタイルです。

では、どうして介護老人保健施設が看護師の復帰先として適しているのでしょうか? それは介護老人保健施設での仕事内容が先述した5つの要因の多くを解消できるからです。

例えば、介護老人保健施設での勤務は基本的に「日勤のみ」で夜勤はありません。このため、第5位に挙げられていた不安要因の「夜勤の負担が大きい」は解決できます。小さなお子さんや介護を必要とするご家族がいらっしゃる方には助かりますよね。

また、介護老人保健施設における看護師のお仕事の中心はフィジカルアセスメントです。特別に高度な技術や緊急性を要するものではありません。最初から病院に復職して、忙しい環境のなか、緊張感を強いられることもありませんので、ブランクで生じた「適性・能力や医療事故への不安」も心配ありません。

出産や育児で医療現場から一旦離れると、職場という社会への復帰に不安になるのは当然です。しかし、介護老人保健施設でのお仕事は忙しいながらも、周りの介護士の方々と協力し合って行いますので、身体だけでなく心理的な余裕を持つことができます。