7対1配置基準、電子カルテ、研修など病棟勤務に関するFAQ

大学病院と公立病院における看護の違いは?

大学病院は研究を主な目的とした施設で、看護業務の時間外に、研究会や勉強会が頻繁に開催されます。

症例が多いので、ご自身の専門性を高めたい方に向いています。一方、公立病院は看護業務を総合的に学べるというメリットがあります。

外来勤務に興味がありますが、特徴はなんでしょうか?

外来には夜勤がなく、日曜・祝日は休みとなります。収入がその分減ることになりますが、育児や資格試験の勉強、プライベートなどの時間を確保したい方には転職先として根強い人気があります。

当然、倍率が高く狭き門となっていますが、採用に関してはスキル云々というよりはタイミングと条件がカギを握っているといえます。例えば、面接で「月に○回の救急外来勤務がありますが、問題ありませんか?」「来月の1日から働いてもらえますか?」と言われたときに、それを了承できるかどうかです。

紙カルテの経験のみで、電子カルテの病院への転職は大丈夫?

同様の不安を抱えている方は非常に多いようで、あちこちで似た質問を目にしますが、電子カルテに対応できなくて辞めてしまったという看護師の話は聞いたことがありません。

入職前は心配でも、実際に仕事で触れていくと自然に慣れていきます。紙であろうと電子であろうと同じカルテに違いはありません。パソコンを全く受け付けない方は別として、パソコンや携帯電話でネット検索をするスキルがあれば、電子カルテに対応するのも簡単です。

7対1配置基準の職場は未経験ですが、特徴はなんでしょうか?

一般病棟の入院患者7人に対して1人の看護職が対応するのが「7対1配置基準」なので、11対1などの基準に比べて余裕があるように思われるかもしれません。

しかし、7対1での入院基本料が適用となるのは、平均在院日数が19日以内と短くすることが条件のため、実際は入退院に関わる業務が日常的に発生し、従来どおりに忙しい病院も少なくないというのが現状です。

研修制度が整っていない病院は避けたほうがよい?

看護師は専門職ですので、やはり研修制度が整った施設に転職したほうがよいでしょう。面接で研修制度に関する質問をしても、「プリセプター制度があります」の一言で片付けてしまうし悦は、研修制度が整備されていない可能性があります。

面接時には具体的にどのようなバックアップ体制があり、じっさいに利用した看護師が、身に付けたスキルをその職場でどう活かしているのか、などをしっかりと聞いておきましょう。制度の整った病院は、その詳細をホームページに掲載しています。