短時間勤務体制を病棟にも適用し、子育てをサポート

東京北社会保険病院

看護師の仕事と子育ての両立は病院側のサポートがないと難しいため、なにかとハンディとして捉えられることが多いですが、「家庭に入り、子育てや介護などを行った経験は人を優しくし、職場の人間関係にも好影響を与える」として、開設当初から短時間勤務の看護師を採用している東京北社会保険病院。現在はパートの非正職員は外来のみならず、病棟にも6人勤務しています。

パートの場合は2人で1人分として勤務体制を組んで、補いきれない部分は常勤職員がカバーするという形になっています。そのため、突如欠員が出た部署に派遣されても大丈夫なように、常勤職員は規定の3つの診療科にいつでも対応できるように準備しています。

常勤職員に対するサポート体制としては、子育て中の職員向けに保育園を整備。無料の健康診断も行っており、将来的には病児保育の実施も計画しているとのこと。
また、フレックスタイムは親子の生活リズムを考えて2009年4月より11~20時という新たな時間帯を設定しました。

東京北社会保険病院では、休職は許可制となっており、産休のほかにも資格取得や不妊治療の専念などで利用されています。