福利厚生や健康保険が保障される短時間正職員制度を導入
NTT東日本関東病院などの一部の大病院が採用している短時間正職員制度は、仕事と育児の両立を目的として、子供が大きくなったらフルタイム勤務にシームレスに復帰できることを目的に導入されました。
最初、制度が規定する勤務時間は「4時間」のみでしたが、現在はそれに加えて5、6時間の3通りから選択できるようになっています。
この制度を活用すれば出産や育児で忙しい時期でも、短時間ではあっても看護の仕事を中断することなく続けることができるため、進歩する医療に遅れをとることなく、子供の手がかからなくなることにフルタイム勤務として復帰することができます。
給与は当然少なくなりますが、正社員であるため福利厚生や健康保険なども継続して補償されているため、「安心して、出産・育児ができる」と多くの看護師さんに好評のようです。
制度を活用しているのは病院に欠かせない中堅・ベテランが多いそうです。日中の時間帯での勤務となりますので、患者さんの気持ちをちゃんと把握でき、また子育てを通して社会性を兼ね備えているため、対応に優れています。
短い時間帯とはいえ、目標とすべき先輩看護師と一緒に仕事ができるということは、新人・若手看護師さんにとってもプラスとなるのは間違いないでしょう。