血管診療技師(CVT)は血管疾患に関する専門資格です

カテーテル検査や治療の実績が必要です

動脈硬化や下肢静脈瘤、糖尿病壊疽、エコノミークラス症候群などに代表される血管疾患とその診療技術に対する豊富な知識と実技技術を有する医療従事者に対して与えられる専門資格で、日本血管外科学会日本脈管学会日本静脈学会の3学会で構成される血管診療技師認定機構が認定を行っています。

生活習慣病の増加や患者年齢の高齢化により、動脈硬化などの血管疾患が増えるに比例して、それらの患者に対して血管検査を行う場面も増加しており、この資格に対するニーズは着実に高まってきています。

受験資格は、看護師、臨床検査技師、臨床工学技師、診療放射線技師、准看護師のいずれかであり、かつ3年以上の実務経験を有している(准看護師は5年以上)こと、血管疾患専門医の下で十分に血管疾患診療の経験を持つこと、認定講習会を受講していることが必要となります。

試験を申請する際には、カテーテル検査や治療、手術の介助など、自身が関わった症例リスト(100例)の提出が必要となります。なお、試験に合格し、認定証を授与された後も5年ごとの更新が求められます。