高齢化社会と在宅医療の推進で注目される訪問看護師

セコムなどの異業種も参入しています

社会保障・医療制度の構造改革、在宅医療機器の進歩などによって、在宅医療が推し進められたことに加え、身体的・精神的な安心感が得られるならば、住み慣れた家庭で、家族や親しい人々に囲まれて人生の終焉を迎えたいと願っている高齢者や慢性疾患終末期の患者さんが増えたことから、以前にも増してニーズが高まっているのが訪問看護師です。

基本的には訪問看護ステーションに勤務し、ご利用者の自宅を訪問して、体温・血圧・脈拍測定などのバイタルチェック、トレイ・入浴の介助、リハビリの指導、服薬コントロールによる痛みの緩和、点滴、ご家族へのアドバイス等を行います

大規模な病院で働いていると医師のために働いているのか、患者さんのために働いているのかわからなくなる、という方も少なくありません。対して、訪問看護のお仕事はご利用者と1対1で接する機会が多いため、ご家族を含めて密な関係を築くなかで、一緒に生きる喜びを共有できるのが最大の魅力ではないでしょうか?

主治医や介護職と連携することが求められるほか、現場では急変などにも一人で対処できなければならず、看護師経験3年以上を採用の条件とする事業所がほとんどです。

1日の一般的な訪問件数は4~5件です。責任は大きいですが、ご利用者を一人で担当する担当制ではなく、スタッフ全員でローテーションで診ることが多いため、問題を一人で抱え込まず、相談やフォローが行いやすい職場環境にあります。

業界の平均就業日数は、4週8休で22日となっており、一般的にはワークライフバランスが実現できる業界と言えます。ほかに関連職種として、訪問入浴サービスに付き添い、利用者のバイタルチェックなどを行う訪問入浴看護師という仕事もあります。