透析看護のプロフェッショナルを認定する専門資格です

腎不全末期の患者さんをケア

腎不全(腎臓の機能が正常時の30%を下回った状態)が進行し、血中の老廃棄物を尿として排泄できなくなった場合、体内の血液を定期的に浄化させる人工透析が必要となります。現在人工透析を受けている患者数は全国で約30万人とされており、年々増加しています。

透析療法指導看護師は、高度な透析看護技術を有する専門看護師であり、患者の肉体的・精神的ケアを担うもので、日本腎不全看護学会日本泌尿器科学界などの5学会が合同で認定する専門資格です。

受験資格として、看護師の免許を有すること(准看護師は不可)、勤続3年以上、日本腎不全看護学会の正会員として所属していること、腎不全看護の実務経験(通算3年以上)を有し、その間の透析看護領域(血液透析・腹膜透析)の実戦報告書を3例提出すること、指定された学会やセミナーへの参加・発表などを通じて、受験資格ポイントを有してること、認定試験に合格することなどが必要となります。