イベントの救護室で体調不良者のケア、病院の受診手配を担当

夏場は体調を壊す人が多い

イベントナースは、野球やサッカー、マラソンなどのスポーツ大会、コンサートといった大勢の人が集まるイベントで救護活動を行うお仕事です。特に夏場のスポーツ大会や野外コンサートは、熱中症で具合が悪くなる人が多くなるので、会場内の救護室で待機を行い、いざというときに救護活動を行うイベントナースの需要は高くなります。

十代に人気の男性アイドルのコンサートなどでは、熱狂的なファンが興奮状態のあまりに失神しかけたり、過呼吸になってその場に倒れこんだり、早朝から会場の外で長時間並んで貧血になったりするので、救護室にいるイベントナースが一人だけだと、病院の受診の手配、状態観察、紙袋を使って呼吸をさせて過呼吸状態を回復させたり、水分補給をおこなったりとイメージ以上に大変なお仕事です。

突発的なアクシデントが起こると、医療の専門家でない周囲の関係者は動揺してしまいがちです。看護師には冷静に状況を判断して、その場を取り仕切る能力も求められるため、募集要項に特別な記載がなくても、臨床経験が3年くらいある看護師さんでないといざという時にパニックに陥ってしまう可能性もあります。

イベントナースの需要は年間を通じてあります。1日単位で働くことができますので、看護師の資格を活かして単発のアルバイトをしたいと思っている方にオススメです。