社員の健康管理やメンタルヘルス対策を行う産業看護師

現代のストレス社会でニーズが増加しています

日本産業衛生学会産業看護部会では、産業看護に対する専門知識を有する看護師や保健師を「産業看護師」として登録しており、多くの方が国内の主要企業などにおいて活躍しています。

一般企業の健康管理室で社員を対象に生活習慣病予防を目的とした健康管理や「うつ病」などの心の病気を抱える社員のケアを行います。メンタル面で不安を抱えている社員は、全国平均で約2%ですが、長引く不況の影響もあり、その数は年々増加しています。潜在的な方を含めると、どこの会社でも5%程度の社員が悩みを抱えていると考えられています。

そのため、社員の身体はもちろん、メンタルヘルスのサポートもできる人材が企業で求められており、産業看護師の活躍の場は広がっています。

登録資格として、看護師および衛生管理者の免許を持ち、2年以上の実務経験があること、産業看護部会の会員で「産業看護講座(基礎・Nコースの2講座)」の全過程を終了していることが必要です。

なお、関連分野の大学院修士課程および博士課程前期を修了した人は基礎コースの受講は免除されます。登録後も5年ごとに更新が必要となります。