夜勤専従:院内保育室を完備している病院なら子育てとの両立もOK

勤務一回あたりのお給料が高いのが特徴

「夜勤」という言葉を聞いて看護師の皆さんが最初にイメージするのは、「体力的にしんどい」「家庭・育児との両立が難しい」というマイナス面ではないでしょうか。

たしかに、日勤帯での勤務に比べるときついのは間違いありませんが、その一方で、勤務1回あたりの報酬が高いのは大きな魅力です。特に近年は24時間の保育施設を完備した病院が増えていることもあり、小さいお子さんがいても夜勤専従を選ぶ方も少なくありません。

当然ですが日勤帯の出勤はなく、通常の働き方に比べ、出勤する回数自体がかなり少なくなります(月9回程度)ので、それだけお子さんと一緒にいれる時間も多くなります。生活は多少夜型にシフトするものの、自由になる時間は増やしやすく、勤務時間は夜間のみですので、意外に生活のリズムが取りやいという声も聞きます。

以前は派遣や単発アルバイトという形で求人を行い、毎回違った病院で働くのが一般的でしたが、患者さんの病態を継続的に把握する必要があるなど、一人当たりの責任が大きいので、最近では一つの病院に腰を据えて長期間働ける「常勤」という形で募集を行う病院も徐々に増えてきました。常勤であれば、賞与も通常のスタッフと同様に支給されますし、夜勤の回数が多い分、給与も高くなります。

夜勤1回あたりの給与は、お住まいの地域、施設の特徴によってかなりの差がありますが、正看護師の場合、25,000円~35,000円がだいたいの相場となっています。

夜勤専従で働きたいと考えている方が求人に応募する際に注意が必要なのは、その案件が常勤あるいは非常勤なのか、そしてその病院が以下の3つ給与形態のどれを採用しているのか、通常の求人媒体ではわかりにくいということです。

  • 基本給 +(夜勤手当 × 夜勤回数)+ 諸手当
  • 1夜勤給与 × 夜勤回数
  • 基本給 +(1夜勤給与 × 夜勤回数)

求人を探す場合、勤務地とお給与が基準になりがちですが、入職後に「こんなはずじゃなかったのに…」ということにならないためにも、面接の前の段階で上記の点をしっかりと把握しておくことが大切です。

なお、表立って求人を行っていない病院でも、人事担当者に確認してみると、実は夜勤専従のニーズがあることも決して珍しくありません。このような案件を個人で見つけるには限界がありますので、全国の病院とネットワークを構築している看護師専門の人材紹介サービスを利用してみるとよいでしょう。

専任のコンサルタントがマンツーマンでの相談会を行って、あなたの希望やライフスタイルをお聞きしたうえで、あなたに合った病院選びをはじめ、お給料や勤務回数の調整の交渉などを行ってくれます。サービスは全て無料ですのでお気軽にご相談ください。